お灸と温活 お灸と温活について 身体の冷えを防いで体温を上げる温活は、熱でツボから内臓を温めるお灸が一番理にかなっています。東洋医学では、人体には人間が生きていくうえで大切なエネルギーを送る経絡という「気」の通り道があるとされています。体内にはこの経絡が12本あり(経脈)、体表だけでなく臓器とも密接に絡み合って広がっています。人間は経絡を流れる気のエネルギーで生命を維持していますが、このエネルギーの流れが悪くなると身体の不調を感じるようになります。 身体の不調は経絡上に点在する経穴(ツボ)に現れ、どのツボが悪いかで内臓の不調原因を探ることができます。 足灸 足には臓器につながるなど重要なツボが多くあります。足裏を温めることで、五臓六腑を整えることができ、心臓の負担を軽減させることができます。心臓のリズムが安定して血の流れをスムーズにします。 【期待できる効果】足の冷え、ふくらはぎの血行促進、 箱灸 箱灸は、天然ヒノキ材でつくった箱の内部にモグサを置き、箱の中でそのモグサを燃やします。箱の内部で温まった熱は、ツボとその周りの面をじんわりと温めます。通常のお灸よりも温熱効果が持続します。 【期待できる効果】お腹の冷え、背中や肩・首のコリ、寝つきが悪い、胃腸の調子が悪い、ひざ、足首など部分的療法で使います。 しょうが灸 しょうがは食材として使われるだけでなく、その効能から東洋医学の治療法としても利用されています。しょうがには「身体を温めて血行を促進」「筋肉の緊張を和らげる」「免疫力向上させる」といった効能があるといわれています。しょうが灸は、厚切りにしたしょうがの上に漢方もぐさを置いて燃やし、その熱でツボをやさしく刺激していきます。しょうがの有効成分と漢方もぐさの成分が身体に浸透していき、身体の不調緩和を図ります。【期待できる効果】血行促進、冷えの改善、代謝アップ、免疫力を高める、便秘解消、むくみケア 頭灸 大脳・小脳、交感神経を正常にする。目灸と足灸を組み合わせるとより効果的です。 目灸 特殊ツボ刺激。眼精疲労、視力回復に効果的。 耳灸 特殊ツボ刺激で聴力の回復を図ります。 首灸 不眠、物忘れ、痴ほうが気になりだした方におすすです。足灸との組み合わせでより効果的になります。 暖宮灸 子宮にフォーカスしたお灸です。不妊因子にアプローチします。 四肢灸 四肢に伴う不調にアプローチします。 鉄炮灸 不調が現れているツボをピンポイントで温めます。 陰萎改善 男性機能の回復を図ります。